アストンマーティンはDBXの新しいフラッグシップとなる「DBX S」を発表した。DBX S は、DBX707のダイナミックさと登場間近のスーパーカーValhallaの技術を直接受け継ぎ強化されたエンジンを持ち、これまで以上のパワーと軽量化を実現。その走りにマッチするエクステリアとインテリア両方の新要素が新たな個性を持たせたモデルとなった。

エンジンは、アストンマーティン4.0リッターツインターボV8エンジンのアップグレード版を搭載。スーパーカーのValhallaから受け継いだ大型コンプレッサーホイールをはじめとするターボテクノロジーと、その他の改良によって出力は20PSアップの727PSに達し、最高回転数でさらに急激な出力アップを実現する。その結果、0-62mph加速わずか3.3秒、0-124mph（200km/h）加速の0.3秒短縮を達成。最高速度はこれまでのDBXと同じ193mphとなる。

アストンマーティンの最高経営責任者（CEO）エイドリアン・ホールマーク氏は、次のようにコメント。「この2年間、アストンマーティンは次世代スポーツカーの新たな中核コレクションと新型DBXを新しく登場させてきました。そのどれもが、社内で設計された完全ビスポークの新しいインフォテインメントシステムを搭載しています。今後もクラス最高のパフォーマンス、ウルトラ・ラグジュアリーなデザインとイノベーションに重点を置きながら、各コアモデル下の製品ラインアップの拡大に取り組んでいきます。DBX Sは、最もエキサイティングで満足感を感じられる美しいクルマの創造を目指すアストンマーティンの決意を改めて示すだけではありません。DBXだけでなく、アストンマーティンというブランドに対して私たちが掲げる野心を強力に発信するものでもあります。」

同モデルのデリバリーは、2025年第4四半期が予定されている。