本を徹底して使い倒し、自分仕様の教科書にする
さらに、「成功するリーダー」はその本に書かれた理論や見解について徹底して考えます。自分はその意見に賛成なのか、反対なのかを明確にし、その理由も掘り下げて考えます。また、本に書かれている理論や方法を、自分自身の日々の実践にどう活かすことができるのか、そのままでは使えないとしたらどのようにチューニングすれば応用できるのか、などを考え抜きます。
考えた内容を読書メモや感想文などにまとめることで、言語化します。それを本に書き込むことで、自分仕様の教科書にするのです。あとで検索しやすいようにブログ等に備忘録として書き留めることも有効です。
ここまでやって初めて、その本からの学びが自分の血肉になるのです。
以前、ベストセラー『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋)の著者である太田あやさんにインタビューをしたことがあります。ある東大生のノートを見て「すべての知識がちゃんと有機的につながっていて、ページのなかで物語がきちんと完結している」と感じたそうです。
ある東大生のインタビューでは、「ノートは近い将来見直す自分のために書いているんです。だからこそ、未来の自分に気を使って書かなければ、ノートって意味がない」と答えたそうです。
私が本を使い倒し、しっかり書き込むことを提案しているのも同じ理屈です。







