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ハレクラニ沖縄がサンゴ育成プログラムを開始

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サンゴ礁に縁取られた沖縄海岸国定公園内に位置するハレクラニ沖縄は、2018年に地域社会貢献活動の一環として「サンゴの村宣言」を行い、「SDGs未来都市」に選定されている沖縄県恩納村の趣旨に賛同し、サンゴ礁地帯をはじめとした海洋環境を守る海洋環境保全「サンゴ育成プログラム ~コーラル・ナーチャリング(Coral Nurturing)~」を開始すると発表した。

沖縄は世界に生息するサンゴの半数以上の種類が確認される地域。琉球大学熱帯生物圏研究センター、山城 秀之教授の調査結果によると、ハレクラニ沖縄が位置する周辺の海域も数多くのサンゴが確認され、沖縄本島でも有数のサンゴ礁域であることが判明している。

古来より沖縄では、サンゴ礁が天然の防波堤として島々を守ってきた。しかし近年、世界的な気候変動、海洋プラスチック、陸域からの汚染などによる海洋環境の悪化により、サンゴ礁にも甚大な悪影響が生じ、その維持の危機に直面している。

 “地域環境の保全に貢献する”をミッションのひとつとして掲げるハレクラニ沖縄では、この危機の回避に寄与するとともに、「SDGs No.14:海の豊かさを守ろう」の一環として、「コーラル・ナーチャリング」プログラムを実施するとしている。

このプログラムはホテル周辺の海域において気候変動や食害などの理由によりサンゴが死滅してしまった場所にサンゴの植え付けを行うことにより、かつてのサンゴ礁の姿を取り戻すことを目的として行うもの。この活動の資金は、ホテル内の「ハレクラニブティック」において、ペットボトルを再生した原料でつくられたエコバックの販売による利益の全額を用いて賄われる。

エンリッチ編集部

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