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2018年 新春特別編 1/4

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルをお招きして、資産運用にまつわる旬のトピックを取り上げる、本連載。今回は、「新春特別編」として、経済・投資環境の振り返り、今年の注目トピックをお伝えしよう。ーーー

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2017年の世界経済・投資環境は良好
安心感があるなか運用できた

新年あけましておめでとうございます、内藤忍です。昨年は、マネーカフェを通じて海外不動産や仮想通貨など、幅広い投資対象についてお伝えしてきました。新たに立ち上げた「マネーカフェプラス」では、Q&A形式で、資産運用にまつわる疑問に答えるという試みも始めました。今年も引き続き様々な情報に触れていきますので、どうぞよろしくお願いします。

今回は特別編ということで、昨年の投資環境の振り返りからお話します。

2017年の資産運用環境は全体的に良好だったと言えます。株式市場は、NYダウが何度も史上最高値を更新し、日経平均株価もバブル崩壊後の高値を更新、新興国もアジアだとフィリピンやインドネシア市場は堅調に推移しました。むしろ、年間を通して下がった国や地域の方が少ないくらいです。日本は、金融緩和を継続していますが、低インフレが続き、雇用などの経済情勢も良好、投資家にとって安心感があり、恩恵にあずかった人も多いことでしょう。ISや北朝鮮に関する地政学リスクはありましたが、市場全体にダメージを与えることもありませんでした。

新興国は地価の上昇が目立ちました。とはいえ、日本人投資家にお馴染みのコンドミニアムは需要と供給の関係があるので、価格自体はそれほど上がっていません。国によって温度差はありますが、実需・投資のニーズはあり値崩れはさほど見られませんでした。

内藤忍

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