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ベトナム不動産投資の世界 vol.1

内藤 日本から直行便で約6時間というほど良い距離で、ビジネスや観光で訪れる人も多いでしょうね。ベトナム料理は日本人の口に合いますし。

vol1

重盛 ベトナムの1人当たりGDPは約2200USドルで、カンボジアの約2倍という規模です。さらに注目すべきは、1980年から経済成長率がずっとプラスだということです。

概ね5~7%で推移していて、アジア通貨危機やリーマンショックといった世界的な金融危機が起きた時も、ベトナムはマイナス成長に転落していません。さらに、アジア開発銀行は9月24日、ベトナムにおける2015年GDP成長率の予想を従来6.1%から6.5%に引き上げ、16年は6.6%と高い水準におきました。

内藤 当日の発表では、日本など一部先進国を除いたアジアの成長率予測は下方修正されたのに対して、ベトナムは上方修正という結果でした。政府が金融政策及び財政政策を適切に実施することでマクロ経済の安定化に貢献し、行政改革の進展が企業から好感、製造業の生産量増加や個人消費の改善が、ベトナムの経済成長を支えているというのが理由だったようです。

重盛 大きな規制緩和が後押ししたという見方もあります。そして、そのひとつがベトナム不動産の注目度を高め、世界マネーの流入を加速する事が予想されます。

–順調に経済発展を遂げ、GDP成長率は上方修正されるほど。ベトナムはASEANのなかでも光る国のようだ。さらに、ある法改正が不動産投資を加速させるという。次回は、その点に迫っていこう。


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内藤 忍(ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事
東京大学経済学部、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)

大学卒業後、住友信託銀行に入社。
1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。
その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。
2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。主な著書にシリーズ10万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ。「60歳までに1億円つくる術」「「好き」を極める仕事術」「丸の内朝大学マネーの教科書」など多数。最新刊は「初めての人のための資産運用ガイド」(ディスカヴァー携書)。


重盛竜也(しげもり・たつや)

株式会社 地球と不動産 代表取締役

2008年に大学を卒業後、研究職としてトヨタ自動車に入社。車体におけるゴム材料の耐久性などの設計支援に従事。その後、野村證券に転職して投資商品の販売や資産運用コンサルティング業務に携わる。その後、不動産デベロッパーのアルファビオスを経て、独立。金融商品から不動産投資まで、幅広い経験と知識が豊富。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、証券外務員などの資格を持つ。

内藤忍

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