ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今回は、昨年11月に菊地氏が参加した、JRAとダイナースクラブのコラボイベント、「東京競馬場 馬主体験ツアー」の模様をお伝えする。競馬の魅力だけではなく、競走馬を持つ魅力がわかるだろう。ーーー

エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。前回は、昨年末に家族で出かけたハワイ旅行を取り上げました。同エリアではクレジットカードやエアライン、共通ポイントなどによる特典が数多く用意されていて、島内の移動や飲食店、雑貨店で優待を受けられます。旅の付加価値は格段に上がりますから、積極的に使いたいところです。加えて、メルカリの子会社でキャッシュレス決済を手掛けるメルペイによる、Origami（オリガミ）の買収にも触れました。業界再編は今年のトレンドになりそうなので、今後も情報があればピックアップします。

イベント系の特典に定評のある
ダイナースクラブの特別企画に当選

今回取り上げるのは、昨年11月16日に開催された、JRA（日本中央競馬会）とダイナースクラブカードが共同開催した「東京競馬場 馬主体験ツアー」です。イベントは、通常では足を踏み入れることができない「ダービールーム」で講演や食事を楽しんだり、パドックなどを見学するという内容です。加えて、馬主の種類や馬主になるための要件、競走馬の買い方、収支など、馬主に関する情報を教えてもらいました。全3回で紹介します。

ダイナースクラブと言えば付帯特典が充実していることに加えて、体験型のイベントに注力することで知られるカードです。ダイニング関連であれば、「レストランウィーク」はあまりにも有名で、他にも歌舞伎座の貸し切り公演、JR九州の観光列車を使った貸し切りツアー、スペシャルコンサート、寺社仏閣の特別拝観など、カルチャー、ミュージック系のイベントも。「馬主体験ツアー」は2016年から東京と京都で開催されていて、2019年は2年ぶりに府中市にある東京競馬場で行われました。

例年のイベントということで私も興味を持っていましたが、2019年の実施を知ったのは、ダイナースクラブの会員誌「SIGNATURE 10月号」にて。通常は入ることができない来賓用特別室「ダービールーム」で食事やシャンパンを楽しみながら競馬観戦ができる特別企画ということで、9月下旬にさっそく応募しました。