ポルトガルフードの基盤であるバカリャウ
このように作られた塩は、大航海時代には白い黄金と言われてポルトガル経済が発展する礎になりましたし、現在でもポルトガルの国民食といわれるバカリャウ(鱈の干し物)の作成にも使われています。
バカリャウはポルトガルの少し大きいスーパーに行けば、どこにでも置いてあります。見た目は巨大な白い昆布のような形状で、料理に使うには24-48時間、水につけて塩抜きをする手間がかかるようなので、まだ手を出せていませんが、今年の後半からは家族の事情でポルトガルに月単位で滞在することも出てきそうなので、その際にはこれを使った定番料理のレシピに基づいて挑戦してみようと考えています。
この塩のおいしさはすでに体験済みで、海岸沿いのレストランに入ったときに注文したフライドポテトは塩のおいしさによって、味が引き立ち人生でも一番といえるおいしさでした。アヴェイロでもイカにエビ、白身魚といったシーフードはおいしいですが、これらもフライにしてもらって塩をつけて食べるだけでとても美味です。
地理的に遠いうえに、昨今の激しい円安もあってポルトガルを訪れる日本人は少ないですし、さらに主要都市とは言えないアヴェイロでは私たち以外に誰も日本人とは会いませんでしたが、この塩を使ったラーメン店など日本食の店が出てくればぜひ訪れたいと感じました。

ポルトガルのヴェネツィアと呼ばれているものの、共通しているのは運河が多いことだけで、建物の様式は全く異なります。アヴェイロは20世紀の初頭に流行したアール・ヌーヴォー様式が中心で、はるかにモダンでカラフルな街並みとなっています。

街並みは新しいものの、1,000年以上にわたる伝統的な塩づくりが継続しているアヴェイロ、もしポルトガルを訪れる機会があった方は、定番の主要都市や観光地だけでなく、この地に足を延ばすことをオススメします。
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