美食の街としても著名

サンセバスチャンは美食の街としても著名です。街中だけでなく郊外も含めてミシュランの星付きレストランが数多くあります。ただ、今回は当時まだ４歳の下の子も同行していたので、こうしたファインダイニングは訪問できませんでしたが、ピンチョスが楽しめるレストランはどこを訪れても美味でしたし、街中にあるカフェやパン屋でもおいしいケーキやドーナツなどスイーツが買えるので、毎日違う店でテイクアウトをして、子供たちと食べるのも楽しみでした。

サンセバスチャンではキッチンが充実したAirbnb（エアビーアンドビー）の部屋に宿泊していて、スーパーで生ハムやチーズに、野菜や海鮮、肉類などどれも新鮮でおいしい食材が簡単に手に入るので、シンガポールではメイドさんに家事を任せきりで殆ど料理をしないのですが、この街にいる間ディナーは大体自分たちで作りました。

特に生ハムについては、専門店はもちろんスーパーでも大きな塊から切り出したばかりの様々な部位が楽しめます。カヴァなどスペイン産のお酒も安価でとても飲みやすいので、様々な部位を食べ比べながら自分の好みを探しつつ、それぞれにあうお酒を探すのも充実した時間でした。

ちょうど滞在中には毎年恒例の花火大会が行われ、数万人の観客がビーチ沿いに集まり大盛り上がりでした。日本でもようやく今年の３月になって屋内のマスク着用が必要なくなりましたが、スペインでは昨夏から屋内でもほぼ誰もマスクをしていませんでした。当然ながら、この花火大会に集まった大観衆の中でも誰一人マスクをつけておらず、大きな花火が上がるたびに大歓声があがってもはやコロナの痕跡すら全くない光景でした。