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The Style Concierge

東南アジアの老舗リゾート、プーケット島

クルージングにおける存在感も増している

最近、クルージングの寄港地として、シンガポールでもプーケット島のことがよく話題に上ります。毎年4月に行われるシンガポールヨットショーには私もよく参加しますが、中国を中心として富裕層の数が激増している東アジアでは成功者のステータスシンボルとして全長30m以上のメガヨットが人気となってきています。

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そして、このメガヨットの寄港地として東南アジアで最も注目されているのがプーケットです。プーケットにはロイヤル・プーケットというマリーナがあって、このマリーナにはメガヨットが数多く立ち並んでいて壮観だという話をお客様からもよく聞きます。

残念ながら、今回は滞在していたホテルと空港の間の動線から遠く離れていて、このロイヤル・プーケット・マリーナを訪れることはできませんでしたが、ここを拠点としてアンダマン海を1週間~10日間ほどの日程でアンダマン海を巡るクルージングが、東アジアの富豪の間で人気になっているようなので、次回にプーケットを訪れた時は必ずこのマリーナを視察したいと考えています。

メガヨットの所有者だけでなく、プーケットを訪れる観光客も圧倒的に中国人が多くなってきています。バブル期には日本人観光客が最大勢力だったようですが、ヒルトンホテルにも大型バスが朝方に何十台も到着して中国人の団体観光客が大挙訪れていました。

ただ、まだ中国人観光客たちは決められたコース以外をあまり訪問しないようで、プーケットで人気となっている街中のレストランを訪れましたが、そうした場所では姿を全く見かけませんでした。今回の滞在中に最も印象に残ったレストランはSam’s Steak and Grillというステーキハウスで、雰囲気もサーブされる食事のレベルも米国の大都市にある高級ステーキハウスとそん色ない素晴らしい内容でした。

このステーキハウスは米系のホテルの中にある老舗で、プーケットは50年以上前から欧米人に人気の観光地であったためにこうした観光客に鍛えられて、東南アジアのリゾートの中ではフードシーンで出色のラインナップとなっていると感じました。

岡村聡

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