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The Style Concierge

大迫勇也のケース 
日本代表1/23のボディメンテナンス術

足に疲れがたまりやすい今こそ
レッグ・フレキシブル・トリガー

【4】トリガーポイントとはいわゆるツボのことではありません。場所的に同じこともありますが、似て非なるもの。これは、本来の筋肉の働きを取り戻し、筋肉のポテンシャルをアップさせることで痛みや機能低下の改善をはかるマッサージポイントのことです。

まず左右どちらでもいいので、足を組みます。そして上になったほうのふくらはぎとアキレス腱の接合部(筋腱移行部)をひざに押し当てます。

足をその場所で固定し、痛すぎない程度にトリガーポイントに圧を加えながら、足首を左右にぐるぐると回してください。これを左右10回転ずつ行ってください。

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足を組んだら両腕で抱きかかえるようにしっかりと固定
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アキレス腱からふくらはぎにかけて足をスライドさせ、一番痛気持ちよくなる場所を探す
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足首を左右それぞれにグルグルと回します。

いかがでしょうか。足回りがすっかり軽くなってきたように感じられませんか?

大迫選手の場合は、ドイツのピッチ状態が足のむくみや過緊張を誘発していました。日本のピッチとは違い、ドイツのピッチはとても柔らかい土質をしています。したがって、踏ん張るときに、芝がズレたりしやすく、足に余計な力が入ってしまうのです。

日本でも、たとえば雨がよく降る今の時期などは、足元が滑りやすくなり、むくみが生まれやすいもの。オフィスやご自宅で、数分でできるこのセラピー、ぜひお試しくださいね。


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小池 謙雅(こいけ けんや)
 
茨城県出身、トリガー鍼灸・整骨院代表。明治鍼灸大学・鍼灸学科(現:明治国際医療大学、大東医学技術専門学校・柔道整復学科などで専門知識を学び、2007~2012年6シーズンにわたり鹿島アントラーズトップチームトレーナーを務める。チームを離れた現在でも、内田篤人(ドイツ・シャルケ04)、小笠原満男(鹿島アントラーズ)らトップアスリートたちとの交流の中で、最新のボディケア・マネジメントを研究し続けている。


エンリッチ編集部

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