ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

3日の基本レッスンで取る 
乗馬5級ライセンス

騎乗のポイントは
なによりも「正しい姿勢」

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こちらの馬場でレッスンを3日間に分けて行います。数日前から晴天が続いたレッスンの初日。グラウンドのコンディションも良好です。

馬場に馬を連れてきたらレッスンのはじまり。まずは「騎乗」を学びます。

馬に乗るときは左側から。このとき、馬が動くことのないように手綱を強く握ります。騎乗したら、両腕を大きく回したり、腰をひねったり、ストレッチとウォーミングアップを兼ねた馬上体操で身体を慣らします。全身運動の乗馬ではで普段使わない部位を使うので、準備体操も入念に。

騎乗の際に意識してほしいポイントは姿勢です。馬は首が長い動物なので重心が前に行きやすく、乗った人間が前屈みになると非常にアンバランスな状態になってしまいます。意識して姿勢を整えないと、最初のうちは重心が前に倒れがちなので気をつけましょう。理想としては自分の肩、腰、かかとが一直線になる姿勢をキープすることです。

初日のレッスンは
まず馬を歩かせることから

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馬を歩かせるには両足のかかとで馬の腹部を軽くキックします。そこからスピードを上げていくときは、両足のふくらはぎで馬の腹部に力を加えていきます。車の速度を上げるにはアクセルを強く踏む必要があるのと同様、馬を早く走らせるには腹部への圧迫を徐々に強くしていきます。

馬の歩法は以下の3種類があります。

常歩(なみあし、ウォーク)
通常の馬が歩くスピードです。初日のレッスンではこの常歩をメインに練習します。

速歩(はやあし、トロット)
常歩よりもやや速くなります。5級はこの速歩までをマスターします。2016年の大河ドラマに出演していた星野源さんの馬の乗り方といえば伝わるでしょうか。

駈歩(かけあし、ギャロップ)
馬の全速力(襲歩、しゅうほ)の一歩手前の走り方。4級ライセンス取得にはこの駈歩のマスターが必要です。同じく大河ドラマで説明すると、主演の堺雅人さんの馬の走らせ方ですね。

基本的に馬に歩き続けてほしければ、両足のふくらはぎで馬の腹部を軽く圧迫して合図を出し続ける必要があります。騎乗者のバランスが悪いと馬は止まってしまうので、足はブラブラさせずに、姿勢良くまっすぐ乗り続けることが肝要です。馬も生き物なので疲れたら勝手に止まったり、スピードを下げてしまいます。そこでの合図の調整も、徐々に乗りながら馬と呼吸を合わせてペースを掴んで行きましょう。

エンリッチ編集部

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