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ポイント・アプリを使ったサービスの拡充 2/3

同様の取り組みは楽天グループも行っていて、それが「楽天ペイ」アプリへの、「楽天カード」・「楽天銀行」・「ポイント運用 by 楽天PointClub」(以下「ポイント運用」)・「楽天チェック」などの機能追加です。同アプリは楽天IDでログインするとコード決済だけではなく、電子マネーの「楽天Edy」や共通ポイントの「楽天ポイントカード」といった決済機能を利用できました。これに加えてUIを強化することで、楽天カードの利用明細や楽天銀行の預金残高が、楽天ペイアプリから両サービスのアプリに遷移して確認できるように。来店ポイントアプリ「楽天チェック」、レシート送信でポイントが付与される「Rakuten Pasha(楽天パシャ)」、楽天ポイントを使って投資の疑似体験をする「ポイント運用」などにもアクセスできるようになり、同グループのサービスを複数使うユーザーにとって、わざわざ各アプリを探す必要がなくなりました。

いまはスマホの普及が進み、アプリの利用が日常的に進みました。その結果、たくさんのアプリがスマホ内にあり、探すのが大変な人もいると思います。私もその一人で、iAEONや楽天ペイのようにメインのアプリからグループ関連のアプリにもアクセスしやすいというのは、とても便利に思います。「アプリのためのアプリ」は、これから必要とされるに違いありません。

−−−アプリによるサービスが一般化してきたからこそ、複数を集約するサービスは今後、より必要になっていきそうだ。次回、10月最後は環境省による新たなポイントプログラムを紹介する。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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