ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

会員向けイベント&トラベルレポート 3/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。2月のテーマはイベント・トラベルレポートだが、今回は話題の「Amazon Go」と「THE CENTURION LOUNGE(センチュリオン・ラウンジ)」について取り上げよう。(1/3から読む)ーーー

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Amazon.comのアカウントがあれば
日本人でも利用が可能

今回の旅行では、アマゾンが展開する無人レジ店舗の「Amazon Go」も体験してきました。スマホアプリを入り口のゲートにタッチして入店すると、頭上のカメラで人を追跡し、商品の出し戻しは自動で認識、レジはなく店を出ると自動的に決済が完了するという仕組みです。16年12月に米シアトルで誕生しましたが、その後にシカゴ、さらにはサンフランシスコにも出店したようです。

利用するにはアプリのダウンロードが必要ですが、日本国内からでもAmazon Goのアプリはダウンロードできるので、事前にしておきました。また、ログインするには「Amazon.com」のアカウントがないといけません。「Amazon.co.jp」ではありませんからご注意を。私はすでに作成していたので特に問題はなく、ログイン後にクレジットカードを登録しました。日本のカードで問題ありません。これで事前の準備はおしまいです。

店舗に行く際はアプリにある「Stores」の項目から店舗名をタップすると住所が表示、その横にある矢印をタップするとマップが表示されるという新説設計。スムーズにたどり着くことができました。

なお、今回は家族5人で行ったのですが、全員で同時に入店できるか入り口で店舗の説明などをしていたスタッフに尋ねてみたところ、大丈夫だとのこと。ひとつのアカウントで複数人が入れるというのです。アプリを起動してQRコードを表示させ、ゲートにタッチすれば扉が開くという流れですが、複数人がいる場合はタッチを繰り返して入店します。

店内には食品や飲料、洗剤など生活用品が陳列されていて、日本のコンビニのような感じ。ロゴ入りのマグカップ、水筒などAmazon Goオリジナルのグッズも販売していました。お店にカートやカゴはなく、自分のバッグやリュックサックにどんどん入れていくだけです。買い物が終わり店を出る時は壁側にあったゲートを通るだけで、アプリのタッチは不要でした。これと同時に支払いも完了していて、あまりのスムーズさに驚いたほどです。念のために買った商品がカウントされているかどうか確かめましたが正確で、私のカバンに入れたモノはもちろん、子どもが手に取っていたお菓子もしっかりと購入していました。

Amazon Goはこれまでになかったショッピング体験で、同社の技術の高さも実感することができました。店舗は順調に増えていて、日経新聞によると21年までに3000店舗を計画しているとか。日本に登場する日もそう遠くないかもしれません。

菊地崇仁

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