ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

コンパニオンカード&リーズナブルプラチナ 1/3

コンパニオンカードの券面は地球をモチーフにしたデザインで、主カードであるダイナースクラブの雰囲気を踏襲しています。TRUS CLUB ワールドエリートカードに関してはmastercardのロゴもグレーとシルバー基調で高級感を醸し出しています。

カードを2枚持つとポイントや請求の管理が面倒になると思うでしょうが、そうではありません。ポイントプログラムであれば、ダイナースクラブ プレミアムカード、もしくはダイナースクラブカードの利用分にコンパニオンカードの利用分も合算されるので、効率的にポイントをためられます。TRUS CLUB ワールドエリートカードが100円=1P、TRUST CLUB プラチナマスターカードが200円=1Pです。請求や支払い口座も一緒なので、管理の手間がかかりません。ただし、利用代金明細はカードごとに表示されるので混同することなく、例えば「メインカードはプライベートでコンパニオンカードはビジネス」といった使い分けもできそうです。

あるいは、ダイナースクラブの非加盟店であってもmastercardが使えるのならそちらで決済しておくことができ、ポイントや請求は一本化されているので効率的です。日本のみなら世界的にみても、mastercard加盟店の数は膨大で、それだけに使い道はありそうです。ダイナースクラブとしてもコンパニオンカードを発行することで既存ホルダーの満足度を高めることができ、新規顧客の獲得にもつながります。

ーーダイナースクラブが始めた、コンパニオンカードのサービス。非常に有用な取り組みと言える。次回は、同カードの付帯得点について解説する。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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