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首都圏~関西のラウンジ巡り 3/3

新生銀行は運営するラウンジへ
資産運用の相談もできる

日帰りで臨んだラウンジ巡りですが、最後に向かったのは、大阪梅田にある、新生プラチナ顧客向けの専用サロン「プラチナセンター」でした。

新生銀行では、利用サービス・残高を合わせてステージが段階的にアップする「ステップアッププログラム」を用意しています。「新生スタンダード」「新生ゴールド」「新生プラチナ」の3つのステージにわかれていますが、プラチナセンターは、新生プラチナの顧客しか使うことができません。

同ステージの条件は「預け入れ総資産の月間平均残高2000万円以上」「外貨預金などの所定の投資商品の月間平均残高300万円以上」「パワースマート住宅ローンの利用」など、いずれかひとつを満たせば適用されますが、「Luxury Card」の自動引き落とし口座に新生総合口座パワーフレックスを登録し、27日(金融機関が休日の場合は翌営業日)の引き落とし金額が1円以上あることでも対象になります。私は、Luxury Cardのホルダーでしたので、この条件で新生プラチナの資格を獲得しました。

新生プラチナになると、提携金融機関のATM引き出し手数料無料、ネットによる他行宛振込手数料が月10回まで無料、円定期預金の金利優遇、外貨為替手数料の割引、住宅ローンの手数料優遇プラス優先手続きといった特典が得られますが、プラチナセンターの利用もそのひとつに加えられます。

そのプラチナセンターですが、新生プラチナの顧客本人と同伴者1名までが利用でき(前日15時までの要予約)、平日9時~17時までが受付時間になっています。

エントランスには、新生銀行のロゴが大きく掲げられていて、入室するには、キャッシュカードを提示しないといけません。中はかなりゆったりとした空間で、上顧客向けであることは一目瞭然。無料のドリンクサービスもありました。

銀行が手掛けていることもあり、資産運用や住宅ローンの相談、ATMによる入出金、振込・送金もできます。休憩だけではなく、実用性もあるという点で、ユニークなラウンジではないでしょうか。

これを最後に、この日のラウンジを巡るツアーは終了しました。その後は新大阪から新幹線に乗り帰路へ。1日で8種類も見て回ったのでさすがに疲れました(笑)。

思ったのは、ラウンジも進化しているということです。どれもが使い勝手は素晴らしく、プレミアム系のサービスとして、何ら問題はありません。機会があれば、また使いたいところです。一方、まだまだ行ったことのないラウンジはたくさんありますから、こういったレポートは今後も続けたいと思います。

最後にこぼれ話を…。じつは、東京ディズニーシーに、JCBザ・クラスホルダー向けのJCBラウンジが5月にオープンしたので、翌月に行ってきましたので、その報告もしたいと思います。

JCBザ・クラスは、ディズニー関連の特典が充実していて、東京ディズニーリゾート内のJCBラウンジを利用できる、唯一のクレジットカードです。東京ディズニーシーではJCBが「ストームライダー」というアトラクションを提供していましたが、5月には人気映画『ファインディング・ニモ』『ファインディング・ドリー』の世界を舞台にした「ニモ&フレンズ・シーライダー」としてリニューアル。これに伴い、アトラクション内にJCBラウンジも設置されました。

ラウンジは事前に利用を申請しておき、当日はアトラクション入り口にいるスタッフに利用を告げると案内してくれました。中は、やや宇宙船のような雰囲気、ドリンクも用意されているので、乾いたのどを潤すことも。さらに良かったのは、ラウンジ利用者は、列に並ぶことなく優先的に「「ニモ&フレンズ・シーライダー」に搭乗できたことです。新アトラクションを存分に楽しむことができました。

ーーーこのように、テーマパークにもプレミアム系カードホルダー向けのラウンジはありますから、こちらも何か情報があれば、アップデートしていきます。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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