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プレミアム系クレジットカード最新動向 2/3

そして、JCBからは新たに年会費2万5000円の「JCBプラチナ」が登場しました。これまでは、招待制の「JCBゴールド ザ・プレミア」と同じく招待制で最上位の「JCBザ・クラス」を用意していましたが、JCBプラチナは両者の間に位置するランク。申し込みに対応しているので、これを取得することで、ザ・クラスへの近道にもなります。では、具体的なサービスをチェックしてみましょう。

◆ポイント関連
・ポイント還元率0.5%
・年間利用額に応じて、次年度ポイント還元率が20~70%アップ
・ポイント有効期限5年間

◆電子マネー関連
・QUICPay搭載
・Apple Pay対応

◆トラベル関連
・プライオリティパスに無料登録
・空港ラウンジサービス同伴者1名まで無料
・海外ラグジュアリー・ホテル・プラン
・JCBプレミアムステイプラン
・JCBラウンジ京都の利用
・USJ内JCBラウンジ利用、アトラクション優先搭乗

◆レストラン関連
・グルメ・ベネフィット(対象店舗で所定コースを2名以上で予約すると1名分が無料)
・JCBゴールドグルメ優待サービス
・ダイニング30(対象店舗で30%割引)

◆その他
・プラチナ・コンシェルジュデスク
・ゴルフサービス

ざっと上げましたが、かなりザ・クラスに近い内容で、コスパの面ではかなり優れています。また、ミライノカードプラチナの場合、空港ラウンジの無料利用はホルダーのみで同伴者は対象外ですが、JCBプラチナは同伴者1名まで無料。プロパーカードということで、優遇されているのかもしれません。

このように、景気が順調に回復しているのか、あるいは富裕層が増えているのか、カード各社はプレミアム系クレジットカードの拡充を始めています。しかも、いまのトレンドは、年会費がリーズナブルだということです。今後も、新たなカードが出た場合は、紹介していきます。

ーーー使いやすいプレミアム系が増えているという、クレジットカードのトレンド。さらに、ユニークなカードが登場するかもしれない。それでは、次回2017年最後のエントリーでは、年末年始に利用が多い新幹線のネット・ICサービスについて触れよう。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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