ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。11月最後は、ニューオータニと三井住友トラストクラブによる「ニューオータニクラブ ダイナース プレミアムカード」について取り上げる。(1/3から読む)−−−

「ダイナースクラブ プレミアムカード」に加え独自のサービスを提供
国内老舗ホテルグループのニューオータニと三井住友トラストクラブは、提携カードの「ニューオータニクラブ ダイナースカード」の上位カード「ニューオータニクラブ ダイナース プレミアムカード」を2026年5月より発行すると発表しました。
ニューオータニとダイナースクラブは、1970年にニューオータニのみで使える「ハウスカード」の精算代行から提携を始め、95年から提携カード「ニューオータニクラブ ダイナースカード」を発行。ホテルやレストランでの優待などを提供してきました。今回は、「ダイナースクラブ プレミアムカード」の機能・サービスに加え、独自のサービスも予定すると言います。現時点で分かっているのは、以下のような内容です。
・「エグゼクティブハウス 禅」フリーステイ1泊分/年
「フォーブス・トラベルガイド」の格付け評価で6年連続5つ星を獲得しているホテルニューオータニ(東京)館内に84室ある「エグゼクティブハウス 禅」の、スタンダードダブル/ツインのフリーステイを提供します。
・事前予約で部屋のグレードアップ
事前予約でホテルニューオータニ(東京・幕張・大阪)の部屋をアップグレードします。
これらに加え、国内グループホテルでの宿泊・直営レストラン・バーの利用でボーナスポイント、「ニューオータニクラブ ダイナースクラブカード」会員向けのポイント交換賞品「SELECT COUPON」も用意します。
「ダイナースクラブ プレミアムカード」の主な機能・サービスは以下の通りです。
・24時間年中無休のコンシェルジュサービス
・直営のギンザプレミアムラウンジおよび大阪梅田プレミアムラウンジの利用
・名門ゴルフ場の予約代行およびプレー代金半額サービス
・換算率の高いポイントプログラム など
このように、「ダイナースクラブ プレミアムカード」に宿泊特典をはじめとする、独自のサービスがアドオンされる形です。同カードの年会費は14万3000円(2026年4月10日以降は有効期限に応じて順次16万5000円に引き上げ)なので、それ以上になるかもしれません。ただし、そうなったとしても、ニューオータニグループのホテルとダイナースクラブのカードを使う人にとっては、付加価値の高い1枚といえるでしょう。









