
星野リゾートが運営する「星のや竹富島」は、2025年9月1日〜11月30日の期間、竹富島の文化を最も色濃く感じられる秋を存分に堪能する「ミーニシ(島言葉で秋の訪れを知らせる北風を意味)島時間」を提案している。このプログラムでは、祭事でしか耳にすることのできない音楽や、この秋限定の特別な朝食、さらに竹富島独特の暦に基づく畑文化に触れる体験が用意される。
「竹富島で生きる」ということは神様に祈ること 。竹富島では年に22もの祭事行事が執り行われ、五穀豊穣や子孫繁栄など島の未来を祈り、願う。珊瑚が隆起して出来た竹富島は、土地が痩せているため農作物が育ちにくく、五穀豊穣を願う文化が大切に守られてきた。そのため、今も五穀豊穣を願う祭事が執り行われている 。特に秋は作物の種を植え、豊作を祈る重要な時期で、最も多くの祭事が行われる。
また、各祭事の日程は、旧暦や農暦に基づき、竹富島独自の暦で決定されている。島最大の祭事である「種子取祭(タナドゥイ)」をはじめ、その他にも秋には数多く大切な祭事が執り行われており、同リゾートは、島の文化を最も色濃く感じられるこの時期ならではの滞在を提供したいと考え、同プログラムを開発した。
プログラムの内容は以下。
竹富島の音色と踊りが奏でる「夕凪の唄~秋の調べ~」
種子取祭で演奏を担う竹富島出身の唄い手と踊り手による、「夕凪の唄」の特別公演。
神司(かんつかさ)の祈りが込められた五穀のお守り作り
祭事の衣装を織る際に使用される、約100年前に作られた伝統的なはた織り機を用いて、島の植物で染めた糸でお守りの外袋を織り上げる。
伝統の味わいを楽しむ特別な朝食「種子取祭朝食」
国の重要無形民俗文化財に指定されている種子取祭にゆかりある食材を使用した朝食。
伝統的な儀式で味わう、秋の宵を楽しむ晩酌セット
祭事食から着想を得た特別な晩酌セット。








