ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

ベントレー + ウェルビーイング 

浦田クリニックのこだわりはそれだけではない。併設されるスコール金沢には、プール、天然温泉、トレーニングジム、スタジオが用意され、これらが病気の予防になると考えている。なので、メディカルチェック、体力測定、カウンセリングを経てトレーニングがスタートする。

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スパも同様の考え方で、メディカルアロマセラピーとしてトリートメントやフェイシャルなどを受ける部屋もまた別に用意されている。

といった場所で、今時のセレブリティになったつもりでプログラムを体験した。人間ドックの合間に温泉やトリートメントを挟んで。ベントレーがターゲットとする層は自分自身をしっかりケアするという考え方なのだろうが、リアルにはこういう目線なのかと感心させられた。

ベントレーが世界中のセレブリティに人気なのはこういったユーザー心理を上手に把握し、取り入れているからかもしれない。単に良いものを提供するのではなく、カスタマーサイドに立って真摯に開発に向き合っているのだ。そう考えると、インテリアのデザインやシートの素材、ウッドパネルへのこだわりもわからなくない。

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リアルにセレブリティの嗜好に合わせているのだろう。彼らが寛ぐリビングルーム的要素がそこにある気がする。それと「ここはデジタル、ここはアナログ」なんて線引きも見えてきそうだ。

それとビスポーク部門を担当するマリナーの活躍。ビスポークに慣れている彼らはクルマを自分仕様に上手に仕立てる。そう、ビスポークの語源となるスーツの仕立てのように。きっと人間ドックもそうなのだろう。セレブリティのウェルビーイングもまた相当ビスポーク色が強そうだ。

*2022年10月14日掲載

九島辰也

九島 辰也 (くしまたつや)

モータージャーナリスト兼コラムニスト/ 日本カーオブザイヤー選考委員。「Car EX(世界文化社)」「アメリカンSUV/ヨーロピアンSUV&WAGON(エイ出版社)」編集長「LEON(主婦と生活社)」副編集長を経て、現在はモータージャーナリスト活動を中心に様々なジャンルで活躍。2015年からアリタリア航空機内誌日本語版編集長、2016年から「MADURO(RR)」総編集長もつとめる。

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