ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

マイナス金利時代の銀行・証券会社の活用法 3/3

SBI証券

SBI証券では、ポイントサイト「SBIポイント」で、現金や他ポイント、様々な商品に交換できるポイントを、取引実績に応じて付与するポイントプログラムを行っています。獲得方法は以下の通りです。

●新規口座開設=一律100P
●投資信託=月間平均保有額100万円未満で年率0.1%相当
     月間平均保有額100万円以上で年率0.2%相当
●国内株式移管入庫=1回の移管入庫につき100P

交換できる他ポイントは、Suicaポイント、ANAマイル、JALマイル、Tポイント、nanacoポイント、JTBトラベルポイントなど、数多く用意されているのは評価できるところです。

マネックス証券

ネット証券大手のマネックス証券では「マネックスポイント」が貯まります。詳細を見てみましょう。

●投資信託=購入時申込手数料の1.5%(マネックスセゾンカード保有なら4.5%)
     毎月の平均残高の1/12×0.08%
●株式=1日定額手数料コース×日計り取引で、手数料の片道分
   取引毎手数料コース×月間手数料30万円以上で、月間売買手数料の半額分

貯まったポイントは、50Pごとに株式売買手数料250円相当に充当、Suicaポイント、Tポイント、nanacoポイント、WAONポイント、永久不滅ポイント、JAL/ANAマイルに交換できたり、日本赤十字への寄付、マネックスのグッズや有料投資情報にも使えます。

このように、証券会社でもポイントプログラムは珍しくありません。購入時手数料に対してだと頻繁に売買しないと貯まりませんが、保有に対してだと、持っている間はどんどんポイントは増えていきますから、ご自身の投資スタンスによって証券会社を選べば問題ないでしょう。

ーーー金融機関もいまや、ポイントサービスで差別化を図る時代だと、菊地氏の開設でおわかりいただけたのではないだろうか。マイナス金利という、いままでになかった環境だからこそ資産運用に敏感になる必要があり、そこにポイントの視点も取り入れることで、より高い付加価値を得られるというわけだ。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

連載コラム

菊地崇仁

Return Top